バイクの免許は全部で7種類ある
バイクに乗るためには、二輪免許を取る必要があります。
自動車の免許も大きさで区分されていますが、バイクもかなり細かく種類分けがなされていて全部で7種類あります。
この種類分けは、まず排気量つまりエンジンの大きさによって決まります。
そして、それぞれの排気量区分の中に、AT限定か限定がないかという分け方があります。
ATというのは、クラッチを握ってギアを自分で上げ下げする必要がなく、アクセルをかけるだけでシフトチェンジがなされるタイプのバイクです。
AT限定がないものだと、免許を取る時にシフトチェンジをするバイクに乗って講習を受ける必要が出てきます。
こうした違いによって、まず原付と呼ばれる50cc以下の区分と、125cc以下の小型限定普通二輪という区分に分かれます。
原付はAT限定がありませんので50cc以下は一つの区分しかありませんが、それ以上はすべてAT限定と限定なしの2つが存在します。
126ccから400cc以下のバイクに乗れる免許が、普通二輪とAT限定普通二輪となります。
さらに、大型二輪と呼ばれる400ccを超える排気量区分の免許があり、やはりAT限定大型二輪も存在します。
年齢制限は大型二輪のみが18歳以上で、それ以外は16歳から取ることができます。
ビッグスクーターに乗るだけならAT限定普通二輪免許でOK
ビッグスクーターと言われるバイクは、通常126ccよりも大きなスクーターのことを指します。
そのためAT限定普通二輪さえ取れば、一応このカテゴリーのバイクを運転できるようになります。
しかし、最近は125ccクラスで多少ボディーの大きなスクーターも出ていて、ちょっとしたツーリングくらいであれば使えるモデルとなっています。
そのため、乗れるモデルがかなり限られますが、AT限定小型限定普通二輪でもビッグスクーターに近いものは運転できます。
しかし、ビッグスクーターに限らず、バイクに乗るようになってしばらく経つともう少し大きなマシンに乗りたいという気持ちが強くなるものです。
安定感があって走りを十分に楽しめるからです。
そのため、ビッグスクーターに乗ってツーリングやちょっとしたお出かけをしたいと思っているのであれば、少なくてもAT限定普通二輪を取るのがおすすめです。
そして、スクータータイプではなく、普通のMTバイクに乗りたいと思うようになる可能性も出てきます。
その場合AT限定の免許を限定解除にするために、もう一度講習を受けて試験を受ける必要があります。
もちろん、絶対にビッグスクーターにしか乗らないと決めているのであれば別ですが、もしいずれMTバイクも乗ってみたいと思っているのであれば、最初からAT限定ではなく通常の普通二輪を取ると良いでしょう。