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ビッグスクーターのメリット・デメリット

ビッグスクーターとは

スクーターは座席の下に原動機が装着されていて、足踏み台が前方にあるタイプで、タイヤの直径が22センチ以下の二輪車のことを言います。
ビッグスクーターは様々な定義の仕方がありますが、おおむね排気量が150cc~200ccあたりのスクーターのことを指します。
普通自動二輪免許が必要となりますが、原付やビッグでないスクーターでは制限速度は30km/hであったり、二段階右折をしなければならない等といった制限がなくなる場合が多いため、日常的に二輪車を使う人にとっては使い勝手がよくなるでしょう。
条件がそろえば、二人乗りもOKです。

スクーターはその性質上、原付と似通っており、両者の分類は区別の仕方が異なるという点にあります。
スクーターは原動機の位置やタイヤの大きさによって定義されている一方で、原付は排気量の大きさで定義づけられます。
原付は排気量により、第一種原付・第二種原付というように分類されます。

バイクの移動能力に快適性を加えた、優れものの乗り物がスクーターです。
二輪車を選ぶとき、一度は候補に入ることはがあるのではないでしょうか。

ビッグスクーターのメリット・デメリット

まず車と比較して、費用があまりかからない傾向にあることがメリットとして挙げられます。
これは車検が不要なため、維持費が安くなるからです。
また、設計上荷物の積載スペースを大きく取れる傾向があり、ある程度のサイズの物の運搬がしやすいです。
その収納スペースは鍵をかけられるようになっていることが多く、防犯性も高いのも魅力です。

ビッグスクーターでは、足を車体の内側に置いて走行することとなり、防風性能が高いのも魅力的です。
全体的に快適に乗れることを意識された設計で、足踏み台まで足を延ばして乗れるようになっていたり、シートが厚く柔らかくなっているため長時間乗っていても疲れにくいことでしょう。

そして、AT車であることもメリットといえます。
MT車と比較して免許を取る負担が少ないうえ、走行するため運転するための複雑な操作は不要です。
幅広い人が乗りやすいユニバーサルな乗り物といえます。

一方、AT車であるというをデメリットにとらえる人もいるかもしれません。
MT車はギアを路面の状況などに合わせて調整することにより、AT車と比較して安定的に走行しやすくなっています。
操作性や走行性を楽しみたいという場合、ビッグスクーターは向いていないかもしれませんね。

また、車体が大きいため取り扱いが難しくなることも。
200kgを超えるものもあり、車体の形状から立ちゴケしずらいとはいえ、一度倒してしまうと立て直すのが大変です。
そこにさらに荷物を載せれば、より重くなってしまうこともありえます。