市街地の走行から長距離ツーリングにも対応できるビッグスクーター。2000年代にあったビッグスクーターブームに比べて落ち着きましたが、いまだに街中で見かける根強い人気を誇ります。
今回はビッグスクーターの魅力やデメリットについて紹介していきます。
ビッグスクーターとは
スクーターはバイクの車種の中でも一番身近な車種ではないでしょうか。その中でも排気量によって2種類に分けられます。普通自動車免許でも乗れる原付スクーターと排気量250ccクラスのビッグスクーターです。
原付スクーターにはない力強い走りが魅力。
ビッグスクーターの魅力
ビッグスクーターの一番の魅力はたくさんのモノを乗せられる積載量。シート下の収納はヘルメットを2つ入れても余裕があります。かさばるレインウェアも簡単にしまえるので、雨の日の通勤でも安心です。ツーリングでも3日分の荷物とヘルメットを入れても余裕があります。また、シート状に荷物が載せられるので他の車種に比べて多くの荷物が積載大型積載できます。そしてAT(オートマチック)なのでクラッチやギアの操作がなくラクに運転できるところです。バイクのメリットとしてパワーも十分あるので、タンデムでもツーリングでも問題ありません。姿勢もきつくなく、安定性もあるので乗り心地も快適。
250ccクラスであれば高速道路も走行でき、車検が不要なので維持費を抑えられます。
ビッグスクーターは、日常生活の足として、ツーリングのような遊びとしても幅広く対応できるのです。
ビッグスクーターのデメリット
ビッグスクーターというよりはAT車の操作性が希薄な点はデメリットといえるでしょう。バイクは趣味要素の高い乗り物で、自動車では一部となっているMT(マニュアル)車に好んで乗る方がほとんどです。
さらに、乗り手のマナーの悪さもあります。タバコや飲み物を飲みながら運転したり、夏はタンクトップや短パン、サンダルといった肌を露出した格好で運転する人が多くいました。そのため、他のバイク乗りから白い目で見られる傾向にあるかもしれません。しかし、これはビッグスクーターの問題というよりは乗り手の問題です。ビッグスクーターに乗るなら交通ルール、マナーをしっかり守りましょう。
ビッグスクーターの魅力とデメリットについて解説しました。高い快適性と走行性能を持ち合わせたビッグスクーターが人気になったのもうなずけるのではないでしょうか。