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ツーリング中眠気に襲われたら

どうしてもツーリング中に眠くなる理由

自動車でもバイクでも、居眠り運転というのは、即重大事故につながる危険性があります。
バイクの場合は一人で乗っていることが多いので、眠気が襲ってきても起こしてくれたり眠らないように助けてくれたりする人がいないので、より危ない状況となります。
危険だと分かっていて、しかも運転のために気を張っているはずなのに、どうして耐えがたい眠気に襲われてしまうのでしょうか。

たいていの場合は、ツーリングに出かける前の晩しっかりと睡眠を取れていないことが原因です。
次の日はツーリングに行くということで気が高ぶって興奮しているため、なかなか寝付けないこともありますし、準備をするために夜遅くまで起きているということもありえます。

逆に、明日に備えて早く寝ようと思ってお酒を飲んだというのが逆に良くないこともあります。
アルコールを摂ると確かに眠くなるものですが、睡眠の質は悪くなり浅い眠りにしかならないとされています。
そのため睡眠時間はそれなりに取れているのですが、体と脳の疲れが取れていなくてツーリング中に眠気が来てしまうのです。

ツーリング中でも特に高速道路を走っている時に眠くなるライダーが多いです。
高速道路は信号や交差点がないので、ただひたすらまっすぐ走っているので集中力が落ちてしまうからです。
また速度も一定なので、変化や刺激がなく、気持ちが緩んでしまうということも眠気をもたらす原因です。
それに加え、お昼ご飯を食べた後などは午前中の走行の疲れと食後の眠気が合わさって、かなり強い眠気に襲われてしまうことがあります。

走行中に眠気を感じたらすべきこと

バイクで走っている時に眠気を感じたら、第一に近くの休める場所にバイクを停めて休息することです。
眠気を我慢しようとしても、どうしても耐えられない時が出てくることもありますので、一番の安全策である休憩が必須です。

その上で、眠気をできるだけ再び起こさないような工夫をします。
カフェインは覚醒作用がありますので、コーラやコーヒーを飲むのは一つの手段です。
他にも、刺激のあるミントガムを噛みながらバイクに乗るというのも有効です。

もう一つは、体を動かすという方法です。
休憩をしている時に、全身のストレッチをするなどして血流を促すことで体をオンの状態にすることができます。
バイクに運転している時は手先や足先くらいしか体を動かさないため、どうしても体が緩和状態になってしまって眠気を発しやすいのです。
そのため、意識して体を動かすというのはとても大事なことです。
走行中も安全な状態であればちょっと体を起こして首を回したり、肩を上げ下げするなどして体を動かすようにしましょう。