BMW CE04

BMW CE04の特徴

BMW CE04はBMWが手掛ける電気で駆動するビッグスクーターで、2022年春に日本にも導入されました。
搭載しているモーターはBMWが自社開発・生産を手掛けており、四輪車用のモーターを二輪車用に改良したものです。
600ccクラスの排気量を持つエンジンに匹敵する出力を持っています。

走行機能の特徴として、「ECO」「RAIN」「ROAD」「DYNAMIC」の4種類の走行モードを搭載しています。
「ECO」モードでは、ブレーキによって発電する回生の量を大きくし、出力を抑えて走行します。
出力を減らし入力を増やすという点で「ECO」といえますね。

「RAIN」モードでは、出力と回生の量をできる限り抑える形で走行します。
走行状態の急激な変化を避けられるため、雨天時など路面の状態が悪くても安定的な走行が期待できます。
「ROAD」モードは出力をフルに使えるモードなので、走行を楽しみたい時などに活用することとなるでしょう。
「DYNAMIC」モードは、出力・回生の両方を最大化します。

BMW CE04の各種装備

スマートに走行できるよう、様々な装備、痒い所に手が届くような便利な機能を搭載しています。
まずラゲッジボックスは電磁キーを搭載しており、メインスイッチのオンによって開錠できます。
ETCも標準搭載なので、高速道路の走行にも便利です。

走行距離や速度・走行モードなどを表示するモニターが装備されており、Bluetoothによるスマホ連携機能もあります。
左ハンドルには各種スイッチがあり、走行モードの変更、リバースギアへの変更、クラクションやライトなど一通りの制御が可能です。
グリップやシートにはヒーターを標準搭載しているため、寒冷地の走行でも手がかじかみにくいのは魅力的です。

スタンドにも工夫がされていて、見た目は普通のバイクスタンドですが、スタンドを下すことでパーキングブレーキが自動でかかり、そのままスタンドを上げれば自動で解除されます。
ABSを搭載するなど基本的な安全装備も充実していますし、ブレーキには回生ブレーキを搭載しているため、ブレーキを踏むことで発電されバッテリーの充電などに電力が回されます。

BMW CE04の足つき性能

BMW CE04のシート高は800mmで、低くなく胴回りが太めになっているため、足つきには意外と気を遣うかもしれません。
両足をおろすと、かかとが少し浮いてしまうかもしれません。
そのため、路面状況が悪いときなどは普段以上に気を遣って運転する必要があるでしょう。

ただ、ライディングポジションは一般的なビックスクーターとよく似ているため、慣れることで安定的な走行は目指せるでしょう。
ヒーターが搭載されているなど構、造的な問題により購入後の足つき調整が難しい可能性があります。
購入前に、できる限り体に負担なく乗れるかを確認してきたいところです。
また、車体重量が200kgを超えているので、かなり重い部類といえます。