2000年に「ニュースタイリッシュスポーツ」というコンセプトで登場し、快適性と走行性を両立したフォルツァ。ビッグスクーターとして人気を博し、モデルチェンジを繰り返しながらロングセラーモデルとなりました。
2018年には5代目となるモデルが販売され、より軽快感と先進性を強調するデザインに一新されています。今回はそんなホンダ フォルツァを紹介します。
フォルツァの特徴
歴代のフォルツァはどっしりとリラックスしたポジションで乗るイメージでしたが、5代目はアップライトなポジションでコントロールする、スポーティーなタイプへと生まれ変わりました。外観も丸みの帯びたデザインからシャープなデザインとなり、従来のイメージから一新しています。灯火類はすべてLEDを採用し、ライトはフロントがV字のデザインは125ccのスクーターPCXと同様です。
車体は高速域でも快適な走行と、低速域の小回りのよさの両立を目指した新フレームや、走行状況にあわせて調整可能な電動式可動スクリーンを採用。全長が2,185mmから2,140mmとコンパクトとなり、車体重量も184kgと軽量化に成功しています。しかし、ホイールサイズが前後13インチからフロント15インチ、リア14インチとなったこととアップライトなポジションとなったことでシート高が780mmとなり、先代より65mmもアップしました。足つきはあまりよくないかもしれません。ただ、走り出すとアップライトなポジションにより視界がとても広く感じられます。
おすすめのポイント
デザインは先代から大幅に変わりましたが、スタイリッシュでスポーティーな印象です。足つき性は下がりましたが、10kgの軽量化により女性や小柄な方でも扱いやすいでしょう。シートは座面が広く、やや固めの座り心地になっています。アップライトなポジションなので背筋を伸ばして乗るのが一番快適でしょう。
そして、ビッグスクーターらしくシート下のラゲッジスペースはヘルメットが2個入る収納力は、大変魅力的です。12Vの電源ソケットがついているので、走行中にスマホの充電もできます。
走行でも振動は少なく、低速でも安定してふらつくことがありません。登り坂でもアクセルを開ければ強い加速を見せてくれます。
従来のフォルツに比べて、快適性を維持しながら走行性能と取り回しを向上させているのは、大きなポイントです。街乗りからツーリングまで幅広く使いたい方におすすめのビッグスクーターです。